自らコンパスを開発し作った村越真氏。日々、大学教授として教壇に立つ傍ら、ナヴィゲーションのファンタジスタとしても活躍中。オリエンテーリング選手としても世界で活躍した村越氏がコンパスの歴史、うんちくなど、シリーズでお送りしていきます。

ミニマリストコンパス Ra-shinの使い方(2017.7.18)          村越 真


コンパスは頼れるおともだち

地図と並んで登山の必携品であるにも関わらず、コンパスは持っているが使われていない代名詞と言えるでしょう。その最大の理由は、日本の山野にあった使い方が周知されていないからです。その使い方を知れば、コンパスは頼りがいのある友人になります。そして、道迷いの多くの芽を摘むことができるようになるはずです。Ra-shinはそんな願いを込めて作成されました。

 

vol.1 ミニマリストコンパス Ra-shinがうまれるまで

vol.2 コンパスへの思いが3つのパッケージに

              

 

日本の山野ではベースプレートコンパスの生まれ故郷北欧のように森の中を自由にまっすぐ進むことはほとんどできません。一方で、地形は方向性がはっきりしています。

 

道迷いの多くは決めたルートを維持することに失敗することから始まります。決めたルートを維持するためには地形とその方向性を最大限に利用することがもっとも簡易かつ強力です。

  1. 地図から進路の地形(尾根線か、谷線か、あるいはトラバースか)を読み取りましょう。同時にその方向を読み取りましょう。
  2. ルート維持のために、進もうとする場所が1で読み取った地形と合っているか、方向と合っているかを確認します。たとえば読み取った地形が尾根なのに、低い谷間などに道が降りていけば、それは間違っている可能性があります。
  3. 方向の確認は、Ra-shinなどのコンパスを、進路(道など)に向いた身体の前に構えて行います(図1と2)。読み取った方向が北西なら、構えたコンパスの針が図1のようになっていれば正しい方向に向いていますが、図2のようなら間違いです。一方、読み取った方向が北なら、図2のようになれば正しい方向を向いていますが、図1のようなら間違っています。

 

 

図1

図2



【在庫のみで販売終了】Ra-shin 0 ミニマリスト・コンパス

 

ナビゲーションのファンタジスタによるコンパクトなコンパス!ネットショップと会場販売のみのプレミアム版

 

発案者の村越真氏が語る、Ra-shinがうまれるまで

 

磁針カプセル 直径40mm 指をあてるプレートを含めるとW40mm×L67mm×H11mm

重さ 16g

左右どちらの指にも装着可能

 

長年オリエンテーリングのトップ選手として活躍し、ナビゲーション、読図界をリードしてきた村越真氏がプロデュース。実践を元に、登山やナビゲーションスポーツのためにより使いやすいコンパスを作りました。

Ra-shinは以下の特長があります。

1 コンパスの基本である”北がわかること”。シンプルで操作が簡単。どちらの手の指に着けることができます。よって必要な時確実に磁針を見て、方向を確認することができます。

2 一般的に販売されているコンパスのカプセルと同じ大きさの磁針にすることにより、安定し、方向把握が容易になります。

3 8方位に方向を引くことにより(コンパスローズ)、より感覚的に向いている方角の読み取りができます。

4 カプセルの真ん中に目盛りを入れることで、地図上の距離の読み取りがより簡単にできます(最大3㎝、5㎜刻み)

5 長めのプレートにすることにより、手の中で水平になり安定しやすくなります。

6 Ra-shin1のプロトタイプモデル。簡易パッケージで、お求めやすい価格で提供します

 

使い方の取扱説明書を同封しています。

 

#気温が低い場所ではカプセル内のオイルが収縮し、気泡ができることがあります。

  

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