細かい地図表現を読む手助け、Sports Reading Glass, from SWEDEN

次のレースが待ち遠しくなる逸品 　　　村越　真

「歳をとると残念なことにいろいろな機能が落ちる。体力なら鍛えればある程度カバーできる。だが、視力はそうはいかない。もちろんレーシックといった裏技もあるが、それには抵抗感がある。コンパスに装着できるアタッチメントや＊＊ルーペ、あるいは通常のシニアグラスのかけ方を工夫するなど試してみるが、どれも決定打に欠く。地図を読み込んで最高度のスピードで走ることこそがオリエンテーリングの魅力なのだから、これでは魅力半減どころか９割減だ。

そんな時、このリーディンググラスを試してみて！と言われた。まず、普通のスポーツグラスっぽいのがよい。かけていても爺臭くない。少し投資すれば、左右の度数を変えることもできる。左右の視力がかなり違う私にはこれもありがたい。ゴムバンドの止め穴とか、汗止めの上縁のパッドなどさりげないところも工夫されている。

　次のレースが楽しみになってしまった。

好感触だという村越さん(M)に気になる点を聞いてみました。

Q.　度が入っていないレンズと拡大レンズの部分の境目は気になりませんか？

M.　ノースパッドやかけ方を工夫すればそんなに気にならないね。

Q.　斜面を下るとき、足場が気になりませんか？

M.　うーん、それは仕方ないよね。慣れじゃないかなあ。

と、それよりも地図がきれいに見えることのほうの喜びが大きいようでした。

人によっては、従来からあるノーマルタイプのMoonshapaed reading glassのほうが、拡大レンズのみで範囲も広く見やすいということもあるかもしれません。それぞれのメリットを生かして使っていただけたらと思います。

少しでも、地図読みのお助けになれば、それによりナヴィゲーションスポーツをより楽しめますように。