ノルウェーに滞在しています

Spatind, Oppland, Norway.  2017.8.22
Spatind, Oppland, Norway. 2017.8.22

8/15より9/3まで長期のおやすみをいただいており、ご迷惑をおかけしております。8/18-19にラトビアでロゲイニング世界選手権が行われ、それに出場してきました。ロゲイニング世界選手権には今回で5回目の出場、日本のトップナビゲーターとして村越氏とともにメダル獲得を目指しましたが、23位に終わりました。ピーキングとパフォーマンスをきっちりと発揮することはいつでも難しいものです。ただ与えられた環境の中で、チームの最大の力を引き出すようにしたことは評価できるでしょう。

 

さて、競技者モードから一転して休暇を兼ねてノルウェーに渡りました。昨年10月にTRIMTEX社を訪ねた時は、初冬で雪も降り気温も0度。しかし7年ぶりに訪れた夏の季節は晴れた日が多く、気分もごキゲンです。

 

今回もオスロ空港からアクセスしやすい、車・列車で2時間ほど北北西にあるリレハンメル、そうリレハンメルオリンピックが開催された小さな街へ。そこからさらに30分山の中に入っていくと現れる小さな集落、Nordseterに滞在しています。

Nevellfjullet, Lillehammer, Norway 2017.8.21
Nevellfjullet, Lillehammer, Norway 2017.8.21

昨年10月はあたり一面真っ白で何も見えませんでしたが、今回はこのようなすばらしい景色が広がっていました。滞在のアパートメントからたった4km、のぼりは200m程度で標高1089mのNvellfjulletに到着します。ノルウェーは緯度が高いため、標高850mぐらいで森林限界に達してしまいます。日本ではアルプスなら標高2800mを越えないと難しいですから、楽といえば楽ですね。そもそもやっぱり日本の山は急登だな、とこちらに来るたびに思います。

この日は曇り。スタートしたのは午後2時を過ぎてから。往復4時間で帰ってきたのは午後6時。それでもまだまだ日は高く、夕方という気がしません。今の時期日の入りは21時なので、明るい時間が多くたっぷり外で遊び、トレーニングもたっくさんできます。現に下山するときに登ってくる人たちもいました。日本の夏は雷雨が多いので、早出、早い到着が望まれます。こういった気候の違いも慣習の違いに現れます。ノルウェーの山小屋の朝食は8時が基本。日本の山小屋では考えられません。

 

またオリエンテーリングクラブの夏の平日トレーニングは仕事が終わってから19時ごろから森で、というのは普通。明るいので森でのナビゲーションができてしまいます。うらやましいですね。

Spatind, Oppland, Norway.  2017.8.22
Spatind, Oppland, Norway. 2017.8.22

2日目は少し足を延ばして、リレハンメルから西に50km、Lingensenから標高1414mのspåtindというピークへ登ってきました。ハイキングマップでは360度の景色が見られるビューポイント。とってもよいお天気、その代わり気温は5度あるかどうか。
このピークからはノルウェーで一番高い山Galdhopiggen(2469m)、Jotunheinmen国立公園の山域やRondane国立公園の山域を望むことができます。しばしその雄姿に見とれていました。

 

フィールドはすでに草紅葉も始まり、秋の気配が感じられます。

海外で登山、ハイキングというとスイスやカナダ、ネパール方面が有名ですが、ここノルウェーも目立ちはしませんが、訪れるにはとってもいいエリアです。車を運転していると歩道ではバイクやクロスカントリースキーでトレーニングしている人が目立ちます。

 

その国に訪れるとブランドのコンセプトがよくわかる。TRIMTEXもノルウェーのお国柄がよくでていると感じます。

滞在中のアパートメントより 夕日
滞在中のアパートメントより 夕日

もう数日滞在し、帰国します。ご注文品については整い次第準備を進めますので、ご迷惑をおかけしていますがお待ちいただきますようお願いいたします。